「生まれた時からアルデンテ」読食(どくしょく)レポ

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小さい頃から食べるのも、読むのも好きです。
そこにコーヒーが加わり
人生って楽しい。

大人になって、こんなにも食べることを愛し

それを文章にしてくれる人がいることを知り
それを読むのが至福

そんな私の食べるように読みたい本たちの
読食(どくしょく)レポ

 

今日は

平野紗季子(ひらのさきこ) 著

生まれた時からアルデンテ

タイトルからして衝撃。

minneでコーヒー販売中です。

食べるのが大好きな人ならどこかで目にしている人

平野紗季子さんは慶應卒で大企業お勤めのインテリキャリアウーマンのようなんですが

小さい頃から食べるのが大好きで

本の冒頭には「食べ歩きダイアリーの実物コピー」が!!
小学生ながらすごい考えて食べてる。
(ご両親が食べるの大好きなんでしょうね)

フードライターのような仕事を沢山していて
色んな雑誌で記事を目にするんですが
写真に訴えるグルメページみたいのは少なくて
写真なんてぱっと携帯で撮ったみたいな
構図もへったくれもなさそうなのに
文章でぐいぐい惹きつける

言葉の選び方が独特で、変な友達と話してるみたい。

中に出てくる

「のりトースト」はどうしても食べたくなった

(食べに行った)

のに、そのページのタイトルは

「つまらない顔で食べたい」

だし。

「人の家の麦茶」

とか。

読めばわかる共感にあふれてて
でも彼女独特のセンスというか、感性というか
一度話してみたい。

ロイホを見直した本でもある。

ロイヤルホスト愛に満ちていて

読んだあとはロイヤルホストが今では私の中で特別なレストランに

ロイホのパフェ、パフェとしては安いのに
ものすごい完成度だよ。

ああ、コスモドリアが食べたい。

そもそもタイトルに脱帽です。

タイトルの「生まれた時からアルデンテ」ってすっごく上手いよね

1991年生まれの27歳。

生まれた時はそりゃあアルデンテだわ。

私は今年33歳なんですが

ちょっと自分でも考えてみた

「生まれた時から生クリーム」
(バターケーキクリスマス会で配られてたけど)

「生まれた時から缶ジュース」

「生まれた時は食用塩」
(90年代に規制緩和でゲランドの塩とか買えるようになったんだよ)

「生まれた時はサラダオイル」

「生まれた時には電子レンジ」

「生まれた後にはティラミス」

「生まれた頃はカルピス瓶」

「生まれた頃はフランスパン」

うーん、アルデンテの響きに勝るものなし

平野さんが文中で、いろんな食に関する本を紹介しているけど

ポテト・ブック

絶版だったので図書館で借りた。

が、復刻しています。

この本のおかげなんじゃないと密かに思っている

味の素の図書館にも行ってみたい

食べ物に関する蔵書が山のようにあるらしい。

繰り返し読む本は少ないけれど

文章が心地よく

お腹のすくこの本はお気に入り

この間のPOPEYE(ポパイ)4月号には

「味な店」っていうミニミニな本が付録に

ぎっしりと詰まった内容で
雑誌本誌がもはや付録でした
(それも東京特集で楽しかったけど)

コーヒー飲みながらまたよもっと。

minneでコーヒー販売中です。

小さな読み物ついてきます。

面白い本の紹介も載せようかな。

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