生豆の話で話題にした
「豆がどこから来るのか」について書きたいとおもいます。
原産国などの話です。
豆はコーヒーベルトと呼ばれるエリアにある国でしか作られません。
そして、偶然か、それらの国は発展途上国が多いのです。
その現地の方々が大量の豆をほぼ手作業で精製させて、輸出してます。
自動化されてない、人間がやってる状況を想像してみてください。
どうでしょうか。
ミスがあってもしかたないでしょう?
豆は、あの大きさで、あの数です。
特に検査工程も日本の半導体産業のようには行われませんし
数が数なのでそんなことやれるはずがありません。
そして、その豆が非常に安い価格で取引されることを考えると、最小の労働力で最小の人数で完了させなくてはならないのです。
つまり、品質は悪くなります。
これを防止するために、
適正な価格帯まで引き上げて取引することを約束して購買契約を結ぶ買い方をしたものを
「フェアトレードコーヒー」なんて呼んでいます。
これは、豆のバイヤーの利益が最大になるのではなく、豆の農家の利益や生活の質・仕事の質も向上させることができる、なかなかすごいものなのです。
少し話はそれましたが、これでも手作業、人間のやること。
ミスはあって当然です。
そこをケアするのは、後工程の私たちがやるしかないのです。
ただし、フェアトレードや高値の生豆を買うことで手間を少しでも減らせることは理解してもらえたと思います。
by コーヒーを淹れる人