前回の「コーヒーを入れる方法②」の続きです。
- 「ハンドドリップ」
- 「コーヒープレス」
- 「エアロプレス」
- 「エスプレッソ」
今回は「コーヒープレス」について
「コーヒープレス」
決めた湯温、決めた湯量、の中に決めた時間コーヒー豆を泳がせて、
豆の中の成分を湯に溶け出させてコーヒーにします。
プレス?圧力(プレッシャー)かけてるじゃないか!
とおもうかもしれませんが、実は、圧力はかけていません
コーヒー豆をフィルターで「押しのける」ことをプレスと呼んでるだけなんですね。
こんな風に。
大切なポイントとして、豆のもつ香りと旨みを、コーヒーの持つ油分に残すことができます。
(ドリップでもペーパーフィルタ使わないものなら油は残せます)
え!コーヒーの油?!
コーヒーから油が出ているなんて信じられない?
いえいえ、実は、結構出てるんです。
油があるとコクのあるコーヒーや、深入りのコーヒーは甘い後味を感じられて数倍おいしい気がします。
いろんな本を読めば、コーヒーの油分には旨味があるといっている人もいます。
ホントでしょう。
でも、私はそんなことよりも、油には、甘みを感じやすくする効果があると思います。
そして、一番大切な役割として、コーヒーの持つ香りが溶け出すのは油中が多いと思います。
アロマセラピーにつかう液体は精油(アロマオイル)ですし、花や果実の香りを閉じ込めてぎゅーっと出した結果がアレなわけです。
だから、香りも出やすく、若干まろやかに、あまーーーくコクを感じられる特徴があるというわけです。
あと、コーヒープレスについて、すごーく大事なこと。
コーヒープレスは上で(下手な)絵で説明したように、手順はとってもわかりやすい!
技量がいらないんです。
だから、安定した風味でコーヒーを作り続けられます。
風味も豊かに出やすいです。
淹れる人の技量に頼らずに美味しく淹れられるのは、かなりのメリットです。
ただし。裏を返せば風味が出やすいことはもろ刃の剣。
美味しくない豆をこの淹れ方で飲めば、はっきりとマズイ味が出るのです。
間違いなく美味しいものを最大限に生かすということは、マズイものも最大限に強調してしまうということです…!
美味しい豆かどうか見極めないといけません。
私のお気に入りのコーヒードリッパー↓
ぜひぜひお試しくださいませ~
by コーヒーを淹れる人